little man note,

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戸籍上性別変更に手術必要の規定「憲法違反で無効」(静岡家裁)

www3.nhk.or.jp

「戸籍上の性別を変更するには生殖能力をなくす手術を受ける必要がある」とする法律の規定が、「憲法に違反して無効だ」と判断されることに。そして、手術を受けていなくても戸籍上の性別を変更することを裁判所が認めた。こういった司法判断は初めてのこと。

原告の方は「戸籍上の性別を変更するには生殖腺を取り除く必要がある」とする性同一性障害特例法の規定について、「手術を事実上強制するもので人権を侵害し、憲法に違反する」と主張し、手術を受けなくても性別変更を認めるよう求めていたという。

「性にはグラデーションがあり、男女二分論ではない」という考えが根付いているからか、自分には原告の主張を理解することができる。また裁判所の判断も画期的で、一歩前進したという気持ちだ。しかし、SNSでは「日本が滅ぶ」「終わりの始まり」といった言葉が並んでいた。

LGBT理解増進法が成立すれば『自分は女だ』と言って男性が女湯や女子トイレに入ってくる」と喧伝されていたが、結局そんなニュースは今のところゼロに等しい。それよりもむしろトランスジェンダーに対する配慮のない言動や偏見、デマが蔓延るという“事件”のほうが多い。このことは、きちんと記憶しておきたい。