little man note,

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田中啓文『イルカは笑う』

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「屍者の食卓」。ゾンビだらけになった世界を生き抜く料理人の話。料理人としてのプライドからゾンビになることに強い抵抗感を覚えている(なぜならゾンビは調理せず、生肉をひたすら貪るだけだから)というシーンがあり、「そういう発想はしたことがなかった」と気付いた。「歌姫のくちびる」には、小説だからこそ表現できる気色の悪さがあって面白かった。