「日本ろうLGBTQ+連盟」設立
「聾者のLGBTQ+」の当事者団体7つが連携し、「日本ろうLGBTQ+連盟」という全国組織を作ったというニュース。聾者のLGBTQ+は推定で全国に4000人から6000人くらいいるそう。耳が聞こえないがゆえに起こる問題を解決するため、今年4月に設立されたという。
連盟は今、セクシュアリティを通して感じる手話への違和感（例えば「デート」を手話で表すとき、男性という意味の親指と、女性と言う意味の小指を立てるが、同性愛者にとって違和感のある表現となる）について話し合っており、今後は各地のパレードに参加したり、ろう者のLGBTQ+の歴史などを綴った本を出版することで存在を可視化していきたいという。
また記事では「地域差」の課題が指摘されている。
「都会では、これまでの先人たちの活動のおかげでLGBTQ+の知識もある手話通訳者がいますが、地方では予算の問題などもあって関連用語のわかる手話通訳者がなかなかいない現状があります」
（中略）
地域のコミュニティでの噂は広まるのが速いので、通訳もかなり慎重に頼むようにしているということで、ろう者のLGBTQ+によくある問題だと教えてくれました
自分も、いつか耳が聞こえなくなるかもしれない。東京生まれではないこともあり、地方に移住する可能性もある。老後の不安を想像する時、同時に“今とは違う身体で、地方で生活することの不安を取り除く方法”をいつも考える。
